PRODUCT / 商品情報

プロトコルアナライザ LE-1100
LE-1100はラインモニター機能だけでなく、シミュレーション機能、BERT機能も標準で装備するプロトコルアナライザです。 115.2kbpsまでの調歩同期通信をリアルタイムにモニター。さらにPCとモデム間などでインターネット接続に最もよく利用されるPPP(Point-to-Point Protocol)もモニターできます。また、RS-232Cはもちろん、オプションでRS-422/485、カレントループ、TTLに対応できる優れた拡張性を備えます。
  オプション品を見る
  一覧・その他を見る
 
○ 販売終了製品 後継機種「LE-110SA」「LE-1500R」はこちらをクリック
※ 重要なお知らせ: LE-1100に関するメモリーバックアップ不良のお詫びとお願い
 
  【 最高115.2kbpsの通信速度に対応 】
 
対応通信速度は、調歩同期(非同期)通信で最高115.2kbpsまで対応します。

また、SD、RDラインそれぞれに通信速度設定ができるため、送受信のスピードが異なる通信回線でもモニターできます。
モニター時の接続例
         
           <通信条件設定画面>
通信条件設定画面              
 
  【 優れた拡張性 】
  オプションのインターフェースアダプターを使用することで、RS-232C(V.24)以外のさまざまなインターフェースにも対応。LE-1100の豊富な機能を、何倍にも広げます。
 
カレントループ用アダプター 型番: OP-1B

カレントループ用アダプター
RS-422/485用アダプター 型番:OP-2B

RS-422/485用アダプター
TTL用プローブポット 型番:OP-5C

TTL用プローブポット
   
  【 タイムスタンプ、アイドル時間計測機能 】
 
<データ表示例>
通信データのサンプリング時刻(日・時・分または時・分・秒単位)を送受信データと共に記録・表示でき、夜間などの無人測定時にも、間欠障害の発生日時を知ることができます。また、通信データのアイドル(無通信)時間(100m秒または10m秒単位)を記録・表示することもできます。これにより送受信データ間のレスポンスタイムやタイムアウト発生状況が一目でわかります。
データ表示例
   
  【 インターフェース信号のモニター解析機能 】
 
ラインステータス表示例
2色発光LEDによるラインステータス表示は、ラインの論理状態だけでなく未接続状態も判別可能。論理状態をバッファメモリーに記録し、データと共にタイミング表示することもできます。また、信号線変化の遅延時間測定機能は、0.1m秒の分解能で、モデムのRTS、CTS遅延時間設定や伝送遅延特性を簡単に調べることができます。
 <データ&ラインステータス表示例>
データ&ラインステータス表示例
   
  【 プロトコル翻訳機能 】
  BSC,PPPの各プロトコルを翻訳表示。通常表示との切換えもワンタッチで、観測、解析をスピードアップします。
 
            <PPP翻訳表示画面>                 <PPPフレーム表示画面>
PPP翻訳表示画面  
PPPフレーム表示画面
 
   
  【 大容量バッファメモリー 】
 
192Kバイトの大容量バッファメモリーを標準装備。さらに、メモリーカードを拡張用バッファメモリーとして使用することで、最大1.216Mバイトまで拡張可能です。バッファメモリーは2分割して使用することもできます。また、誤操作によるデータ消失を防ぐため、プロテクトをかけることも出来ます。
<バッファメモリー設定画面>
バッファメモリー設定画面
   
  【 豊富なトリガー条件とトリガー動作 】
  トリガー条件と条件成立時の動作を4組まで指定でき、特定のデータ列(最大8文字)受信、エラー発生、インターフェース信号線変化等を条件として、モニターの自動停止やトリガー前後のデータのメモリーカードへの自動セーブ、タイマー/カウンタ制御等が行えます。また、トリガー機能とタイマー/カウンター機能を併用することで、特定のデータやエラー発生回数の計数、送受信シーケンスの応答時間の測定も可能となり、通信システムに多い間欠的な障害の解明に威力を発揮します。
           <トリガー設定サマリー画面>                   <トリガー条件設定例>  
トリガー設定サマリー画面  
トリガー条件設定例
 
   
  【 オードコンフィグレーション機能 】
  通信速度やフレーミング、データコードといった内容を自動設定してくれますので、誰でも簡単にモニターできます。
   
  【 最高115.2KbpsのBERT機能 】
 
ITU-T G.821勧告に準拠するビットエラーレイトテスト(BERT)機能を標準装備。最高115.2kbpsの疑似ランダムパターンによるループバックテストや対向テスト、モデムやターミナルアダプタなどを含む通信回線の品質評価や障害点の切り分けが可能です。キー操作によるビットエラー強制挿入や長時間連続測定も可能です。
BERT時の接続例
            <BERT画面>BERT画面
   
  【 4種のシミュレーション機能を標準装備 】
 
 MANUALシミュレーション
キーを押すことであらかじめ登録しておいたデータをワンタッチ送信。開発機器からの応答をモニター機能で確認しながら、簡単に通信手順をテストできます。また、登録データとは別にテストでよく利用される送信データもプリセット。RS、ER信号線をON/OFFすることもキー操作でできます。
 
 MATCHシミュレーション
トリガー動作に「SEND」を選ぶことで、トリガー条件成立から指定レスポンス時間経過後にデータを送出することができます。特定データやエラー受信の応答処理を行わせることで、異常応答受信時やタイムアウト時の動作を確認できます。
 
 FLOWシミュレーション
送信側または受信側になって、XON/OFFフロー制御や制御線ハンドシェークによるフロー制御をシミュレーションします。
 
 ECHOシミュレーション
ビット単位、バイト単位、フレーム単位で受信データを本機内部で折返して送信します。ディスプレイ端末やターミナルのテスト、ビットエラーテスト時のループバックポイントの設定に利用します。
   
  【 8Kデータの送信データテーブル 】
  シミュレーションでは最大16分割可能な、8Kデータの送信用データテーブルを用意。送信データのコピー、ペースト、フィル、キャプチャーデータのコピーなどが可能な専用エディターも搭載。登録した送信データを各モードで使用できます。
         <送信テーブル設定サマリー画面>                <送信テーブルデータ設定例>  
送信テーブル設定サマリー画面  
送信テーブルデータ設定例
 
   
  【 メニュー方式の簡単操作 】
 
メニュー方式の採用で、多彩な機能も簡単選択。
<トップメニュー画面>
トップメニュー画面
   
  【 検索と計数が可能なオフライン解析機能 】
 
           <検索条件設定例>

強力な検索機能によって、特定データやエラーなどを検索頭出しできるほか、それらのデータがバッファ内に何個あるかを計数することができます。


左の設定例ではBCCエラーのデータだけを検索して表示します。
検索条件設定例
   
  【 メモリーカードインターフェース装備 】
  オプションの専用SRAMカードはファイルモードとバッファモードの2wayで利用可能。ファイルモードでは測定データや全設定データを最大100個まで保存可能。ファイル名や保存した日付時刻が記録されるので、保存データを有効活用できます。また、バッファモードではバッファメモリー拡張用として使用可能です。
         <メモリーカードのファイル管理画面>               <ファイル作成日付・時刻表示>  
メモリーカードのファイル管理画面  
ファイル作成日付・時刻表示

[F]キーで日付・時刻表示に切り替えることができます。
 
   
  【 プリントアウト機能 】
  測定データは必要な部分だけ指定範囲して、お手持ちのプリンターに連続印字が可能。また、本機サポートのエスケープコードを持つプリンターならば画面表示のイメージでハードコピー印字することも可能です。
 
 印刷イメージ例はこちらをクリック  sample1  |   sample2
   
  【 強力な外部インターフェース機能 】
 
モニター時の接続例

PCにリアルタイム保存が可能な強力な外部インターフェース機能を装備。通信データのモニターを実行すると同時にPCに大量のデータを保存します。

(別売のPCソフト「LE−PC200」が必要です。)