TERM / 通信基本用語

■ I3C

I3C(Improved Inter-Integrated Circuit)とは

I2Cを強化した通信規格です。MIPIアライアンスによって標準化され、次世代のIC間高速通信プロトコルとして期待を集めています。 I2Cと同様にデータ線(SDA)とクロック線(SCL)の2線を使用するマルチドロップ対応バスで、後方互換性を有しています。
基本機能に限定されたI3C basic は使用料不要のRAND-Z ライセンスのもとアライアンスメンバー外にも公開されています。

【通信速度の比較】

  I2C I3C
標準モード Fastモード Fastモード+ High speed SDRモード HDR-DDRモード
最大速度 100kbps 400kbps 1Mbps 3.4Mbps 12.5Mbps 25Mbps

基本となるSDR モードはI2C通信と似通った形式ですが、I2Cが信号線を常にオープンドレインで駆動するのに対し、 I3C ではアービトレーションを行うアドレス部を除きプッシュプル動作となり、12.5MHz までクロックを高速化することができます。
少ない信号線で高速な通信が実現されており、I2C、SPIなどを統合することで基板内の配線を大幅に削減・簡略化することが可能です。さらに両エッジを用いてデータレートを2倍にするHDR-DDR モードなど、より高速な通信モードも定義されています。

【参考波形】


アドレス部のSDAはオープンドレイン動作。
バス上のI2Cデバイスが誤作動しないよう
クロック幅は40ns 程度に短くされている。

データ部の拡大図。
SDA、SCL共にプッシュプルで
12.5MHzまで高速化可能。

その他、I2Cにはなかった様々な機能が追加されています。


ラインアイの製品ではLE-8500X-RT / LE-8500XR-RTで I3C 通信のモニターに対応しています。