PRODUCT / 商品情報

DCシグナルソース

LE-930R

高精度アナログ(電圧・電流4-20mA)出力対応
PCまたはSDカードデータによる出力指定

USB/Wi-Fi接続対応

概要
詳細
スペック
オプション
ダウンロード

アナログ信号(電圧・電流)を高精度に出力

手軽に高精度なアナログ信号(電圧・電流)を出力できるコンパクトなDCシグナルソースです。高精度アナログ処理回路を内蔵し、電圧レンジは16bit、電流レンジは15bitで出力制御を行ないます。USBまたは無線LANで接続したパソコンのアプリケーションから出力制御を行なうだけでなく、SDカードに書き込んだ出力パターンにしたがって、PCレスで出力を行なうことも可能です。センサーや計測器の電圧/電流出力、4-20mA計装信号を様々なパターンでシミュレーションすることができます。専用のPCソフトが標準付属する他、制御コマンドを公開しているので独自の制御ソフトの作成も容易です。また、コンパクトロガー LE-910RまたはLE-918R で収録したアナログ値の時系列変化を本機から再現出力することも可能です。

<接続例>

<DCシグナルソースLE-930Rの使い方>

<計測対象の接続イメージ>

<パソコンからの利用イメージ>

出力値・出力パターンを柔軟に設定

● 出力値をPCソフトから指定
付属ソフトの「通常出力」で、出力タイプと出力値を入力します。


● 出力値をスイープ
付属ソフトの「スイープ出力」で、ピークとなるA点とB点の出力値、A点からB点に変化する時間(1msまたは10ms単位)を入力します。手軽にアナログ値を変化させて出力ができます。

:Version 1.03以降から対応。

● データロガーで収録したパターンを再現出力
姉妹機のコンパクトロガー LE-910R/LE-918R で収録したアナログ値の時系列変化データを本体のSDカードに保存し、再現出力ができます。LE-910R/LE-918Rを持っている場合はSDカードを挿しかえるだけで、実際に発生したパターンをリアルに再現したシミュレーションが可能です。指定回数の繰り返し出力(PC接続時のみ)や、本体スイッチを使ってPCレスでの出力開始も可能です。

<コンパクトロガー LE-910R

● 任意のパターンを再現出力
あらかじめCSVファイルで作成した出力パターンをSDカードに書き込んでおけば、アナログ値を自由に変化させてシミュレーションができます。
出力信号パターン編集ソフトウェア LE93SignalEditor を用いることで、複雑な出力パターンも手軽に作成できます。

制御コマンドやサンプルプログラムを公開

本機の出力を制御するためのコマンドやそれを利用したサンプルプログラムを弊社ホームページからダウンロード可能。WindowsやLinuxベースの独自アプリケーションソフトを作成して検査システムなどに応用できます。

<制御コマンドの例>
+5Vを出力
PC ---> AAh C1h 00h 00h 03h 01h 40h 00h B0h ---> LE-930R
LE-930Rからの応答
PC <--- 55h C1h 00h 00h 00h 17h <--- LE-930R

>> 制御コマンド利用サンプルプログラムのダウンロードはこちら

電流出力時のループ電源は内蔵/外部電源に対応

電流出力時のループ電源は内蔵電源と外部電源(DC7.5~40V)を選択できます。外部電源にも対応しているので、センサーの代わりに本機を使用することで、ディストリビュータ試験にも利用できます。

パソコンと無線LAN接続でリモート制御

USB接続だけではなく、Wi-Fi接続によるPC接続に対応。Wi-Fiアクセスポイント経由で接続するステーションモードと、計測器がアクセスポイントとなって接続するアクセスポイントモードが選択できます。

コンパクトかつ堅牢な設計で現場への設置にも最適

手のひらサイズの本体は、-10~+50℃で利用可能。USBバスパワー動作だけでなく、別売ACアダプタなど外部DC電源でも動作可能です。SDカードスロットとUSBコネクタには防塵カバーを装備。オプションで35mmDINレールへの取り付けにも対応し、対象設備への固定や検査ラインへの組み込みも簡単です。信号出力対象との接続部分は、結線しやすい着脱式端子台を採用しています。 また、スーパーキャパシタを効果的に利用した瞬停時バックアップ制御により、SDカードを使ったシミュレーション中に停電になってもSDカードの破損を防ぎます。

:40秒程度以上電源に接続され、スーパーキャパシタが充電されている必要があります。

<防塵キャップを装備>

<DINレール取付例>