インターフェースコンバータ

SI-60P

LAN⇔RS-232C(Dsub25)変換

PoE給電対応モデル

概要
詳細
スペック
オプション
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■PoE給電の他、ワイド入力DC電源にも対応

SI-60PはLANケーブルで電力供給が可能なPoEに対応しています。LANケーブル経由での電力供給が可能なので、他の電源の確保が難しい場所やACアダプターを置く余裕のないスペースなどにもSI-60Pを設置、運用することが可能です。
PoE規格にはIEEE802.3afとIEEE802.3atがあり、それぞれ1ポート当たり最大15.4W(IEEE802.3af)、30W(IEEE802.3at)の給電が可能ですが、SI-60Pはその両方の規格に対応しています。

またPoE給電以外に、別売りのACアダプター、または、DC5VからDC30Vまでの選択範囲の広い外部電源装置からオプションの電源プラグケーブル(SIH-2PG)を通しての電源供給も可能です。

【SIH-2PGとケーブルクランプの例 1】

【SIH-2PGとケーブルクランプの例 2】

SIH-2PG使用時は付属のケーブルクランプにより、電源ケーブル抜けの防止ができます。

■ブロック図


RS-232Cコネクタ信号ピン配置
ピン※1 信号名称 入出力※2
DTE DCE
1 FG - -
2 SD Out In
3 RD In Out
4 RS (RTS) Out In
5 CS (CTS) In Out
6 DR (DSR) ※3 In In
7 GND - -
9 +DC IN※4 - -
20 ER (DTR) ※3 In In
※1: 記載のないピンは未接続端子。
※2: DTE/DCE切換スイッチで、本機から見たIn(入力)、Out(出力)が変わります。
※3: 本機内で6ピンと20ピンは内部接続。
※4: ACアダプタ未使用時は、このピンから電源を供給可能。

■外観図

CADデータ画像です。

■RS-232C機器の接続例

付属のCOMポートエミュレーションソフト ( ComPort Redirector™ )使えば、LANネットワーク上のSI-60Pに接続されたRS-232C機器をパソコンのシリアルポート(COM1~n)に直接接続しているかのように使 用可能。これにより通信プログラムの変更を最小化できます。もちろん、RS-232CシリアルデータをTCP/IPのソケット通信手順でダイレクトに送受 信することも可能です。

■LANケーブルによるRS-232Cの延長

SI-60Pを2台使用することで、既存のLAN配線を利用してRS-232Cを延長することが可能です。
一方のSI-60Pをサーバーモード(またはサーバー兼クライアントモード)もう一方のSI-60Pをクライアントモード(またはサーバー兼クライアントモード)に設定します。

■弊社プロトコルアナライザーとの接続例

弊社プロトコルアナライザーをSI-60P/SI-60FPでLAN(イーサネット)に接続すれば、装置A-B間の通信データを連続測定しながら、その測定データを離れた事務所のパソコンでリアルタイムに解析できます。

■省スペースの小型設計

小型のため、省スペースで設置可能。据置や底面のM3ネジ穴を利用したネジ止めの他、別売りのDIN取付プレート(SI-DIN70)やDIN縦置き取付プレート(SI-DIN30S)を使っての35mm DINレールに取り付け、壁取付金具(SI-WM1)を使っての前面からのネジ止め固定、固定用マグネット(SI-MG70)によるスチール壁面への吸着固定など設置場所の状況に応じた取り付け方を選べます。

【DINレール取付例】

【壁取付金具使用例】

■PoE給電の他に2系統の電源入力にも対応

電源供給は、別売りのACアダプター、またはDSUBコネクタの9ピンからも供給できます。

■複数箇所への設置や保守に便利なツール

複数箇所に同一型番のインターフェースコンバータを設置するときに便利な設定ツール SILANIOinit が用意されています。

本機内のXPortを出荷時の状態に戻す時にも利用できます。

[SILANIOinitの機能]
  • ネットワーク上のインターフェースコンバータの検索とそのMACアドレスの表示
  • インターフェースコンバータの設定(セットアップレコード)の読み込み保存
  • 選択したインターフェースコンバータへ保存されているセットアップレコードの書き込み
  • 選択したインターフェースコンバータへのIPアドレスの設定
<設定ツール SILANIOinit>