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2006年3月15日
株式会社ラインアイ

プロトコルアナライザ 「 LE−7200/3200/2200/1200 」に新機能を追加

(株)ラインアイは、プロトコルアナライザ LE-7200、LE-3200、LE-2200、LE-1200のBERT(ビット・エラー・レイト・テスト)機能やリモートコントロール機能などを強化できる新ファームウェア(V1.08)を3月15日よりLINEEYEのホームページで公開致します。

敬具

1.バージョンアップの概要
  1. BERT(ビット・エラー・レイト・テスト)機能の強化
    ある通信回線の指定時間毎のビットエラー率を知りたいときに便利なREPEAT(繰り返し)測定モードが追加されました。このモードを利用すると、指定時間(1分間〜、最大24時間)のBERT測定を、最大2000回分まで繰り返し測定でき、測定結果をアナライザの画面上でスクロール表示したり、表形式で連続印字したり、TEXTデータ形式でPCに取り込んだりできます。

    BERT設定画面

    RESOLUT項で測定単位時間を設定
    BERT測定中画面

    単位時間の測定回数を表示

    [ プリントアウト/TEXT出力例 ]
    *=[LE-7200]=====[2006-03-01 15:49:44]=*
    * BERT RESULTS                        *
    *  PROTOCOL: ASYNC                    *
    *  S-SPEED : 1.544M  R-SPEED : 1.544M *
    *  CHAR BIT: 8       STOP BIT: 1      *
    *=====================================*
    
     DATE-TIME  S-AVAIL    LOSS   R-BIT   E-BIT  BIT-ER   R-BLK   E-BLK  BLK-ER   E-SEC  %E.F.S
    02/24 20:52      59       0 7.41E+7     142 1.92E-6   36199     140 3.87E-3      47  20.339
    02/24 20:53      60       0 7.42E+7     166 2.24E-6   36199     161 4.45E-3      58   3.333
    02/24 20:54      60       0 7.41E+7     182 2.46E-6   36199     177 4.89E-3      55   8.333
    02/24 20:55      60       0 7.42E+7     173 2.33E-6   36199     164 4.53E-3      55   8.333
    02/24 20:56      60       0 7.41E+7     168 2.27E-6   36199     165 4.56E-3      55   8.333
    02/24 20:57      59       0 7.41E+7     173 2.33E-6   36199     169 4.67E-3      57   3.390
    02/24 20:58      59       0 7.41E+7      43 5.80E-7   36199      43 1.19E-3      16  72.881
    02/24 20:59      60       0 7.41E+7       0 0.00E+0   36199       0 0.00E+0       0 100.000
    02/24 21:00      60       0 7.41E+7       0 0.00E+0   36199       0 0.00E+0       0 100.000

  2. ASYNCやBurst 通信のフレーム終了検出時間を1〜100msで設定可能に変更(従来は100ms固定)
    ASYNCやBurst通信のフレーム区切りと判定する無通信状態を、1〜100msで設定可能となりました。この結果、測定対象の通信データの応答時間などに応じて、この判定時間を適切に設定することで、フレーム区切り毎に付加されるタイムスタンプ記録の調整やプログラムシミュレーションのWAIT FRAME 命令の最適化など、より柔軟な計測作業が可能になりました。

  3. RS-422/485ドライバOFFタイミングを変更
    シミュレーション機能でドライバ制御をAUTO(自動)にした時、アナライザのRS-422/485ドライバはテストデータの送信中のみ自動的にアクティブになりデータ送信後自動的にノンアクティブとなります。従来、データ送信後にRS-422/485ドライバをOFFするまでに約16ビット時間の遅延を設けていた仕様を変更し、約1〜3ビット程度の遅延でOFFするようにしました。但し、処理時間の関係から最短でも約400μ秒の遅延がありますので、通信速度が40Kbps以上の時は従来と同じ程度(約400μ秒)のOFF遅延があります。

  4. リモートコントロール機能の強化
    測定中(RUN中)に、モニターデータ以外の測定情報(タイマー/カウンタ値やDELAY機能やBERT機能の測定結果など)をリモート送受信できるように変更しました。この改良は、将来、PCリンクソフトLE-PC300Fがバージョンアップされるときに、RUN中のアナライザのこれら測定情報をPC上に表示するために利用されます。
バージョン履歴
2.バージョンアップの方法

新ファームウェア一式はLINEEYEのホームページから無償でダウンロードできます。アナライザの付属CDにあるLE7FIRM.TXTの手順に従って、ダウンロードした新ファームウェアをアナライザに転送してください。

※ 本ファームウェアバージョンより『PC-Linkソフト LE-PC300』がご利用いただけなくなります。現在、LE-PC300 をご利用中の方は、合わせて LE-PC300 から LE-PC300F へアップグレード(無償)していただく必要がございます。
LE-PC300F へのアップグレードについてはこちらをご覧ください。

3.お問い合わせ先
本社、技術開発部 久保田 または 俣木   TEL:075-693-0161  FAX:075-693-0163
以上