2025年 9月 30日
LE-8500X/LE-8500XRと別売SB-FE2を利用してEtherCAT計測比較
プロトコルアナライザーLE-8500Xシリーズ標準ボード「SB-GE2」とオプション品の「SB-FE2」でEtherCATを計測した場合にどう違うのか、実験をしてみる。
■ 事前準備
ファームウェアは最新にしておく。
■ 接続方法
以下のように接続する。
図1: 接続イメージ
[ 実際の計測の様子 ]
■ 計測結果
図2: LE-8500XR(SB-GE2)でのEtherCATの計測結果
図3: SB-FE2でのEtherCATの計測結果
図2、図3でそれぞれ赤枠の中で連続して同一プロトコルのパケットがキャプチャされている。これは図1の接続で同じパケットをポートDでキャプチャした後、ポートBでキャプチャした結果となる。(SB-FE2の計測結果ではボードの仕様上、ポートBでキャプチャしたデータのPortがAと表示される。取扱説明書 P.10に仕様の詳細が記載)キャプチャ画面では相対時間で表示し前回のキャプチャからの経過時間を表示しているが、2行目のタイムスタンプに注目すると、SB-GE2のほうが1.5µS程度遅くキャプチャされているのがわかる。
これは、二つの計測ボードのキャプチャ回路が違うことが原因である。
SB-GE2ではアグリゲーションタップで計測するため、一度内部回路を経由するためその分の時間が加算される。 100BASE-TXのキャプチャには1タップごとに1.3µS~1.5µS程度の遅延が発生する。 そのため図1ではスレーブ5には真の到達時間よりも2.6µS~3.0µS程度遅れてパケットが到達することになる。
SB-FE2は計測対象の回線に影響を与えなスルー接続タップ回路を使用するので時間は加算されない。 そのため表示されているタイムスタンプは計測対象の真の通信時間となる。
実験結果から、EtherCATなどの計測を正確に行いたい場合にはSB-FE2を使用するのが適切である。
SB-GE2とSB-FE2の仕様比較内容はこちら
